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行方地域の史資料の保存活用をリードする文化講演会を開催
文化の秋の恒例行事である公益財団法人大山守大塲家保存協会主催による文化講演会が、11月10日(日)午後に行方市文化会館で開催されました。
当該講演会は、協会と玉造郷土文化研究会の2団体共催により茨城地方史研究会が後援で年1回開催するもので、新史料の紹介を含めた発表を聴ける貴重な機会となっており、この日も約200人の聴衆が聞き入っていました。
講演は、まず水戸弘道館主任研究員の小圷のり子氏による「藩校弘道館と偕楽園ー創設者徳川斉昭が目指したものー」として、斉昭、弘道館の建学精神、後楽園の庭園構想や東日本大震災の被害と復興の中での新発見など斉昭の藩政の基本を学ぶ機会となりました。
続いて、茨城地方史研究会会長の久信田喜一氏の「大塲家の歴史と大塲家歴代の人々」の講演があり、今まで江戸期をとおして単純に大山守を務めてきたと考えていた大塲家では、初期には石神村名主、制度改革で庄屋になり、18世紀に入ってやっと大山守となったことがわかりました。水戸藩の庄屋制度が寛永検地時に確立し、大山守役も藩政改革の度に罷免されるなどの苦難の歴史があったことが紹介されました。
大塲正二理事長との懇談では、今後茨城県指定文化財大山守大塲家住宅周辺の歴史環境ついても今後構想を具体化させたいとのお言葉がありました。小生が県指定申請をした際理事長ともども考えていた構想が約30年の歳月を経て実現しそうです。