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令和2年度第21期「ほこた塾」で江戸鉾田地方の医師たちをテーマに講演
令和3年3月7日(日)、前日の春日和と打って変わって寒風吹く中「ほこた塾」特別講座「テーマ 江戸時代の鉾田地方のお医者さん~ゆかりの地をバスで巡る~」が開催されました。ライフワークの一つを地方史研究としている髙埜は、「具体的テーマ 鉾田地方の生んだ医師たちとその時代」として、ドラマや映画の『仁』・『赤ひげ』時代に鉾田地方で活躍した医師を中心にその顕彰碑や墓所を訪ねる小さな旅の案内役を務めました。
特に、今回紹介した中で強調したものが、現在、大河ドラマ「青天を衝け」の主人公渋沢栄一が仕えた徳川慶喜の一橋徳川家の養子後継者だった時期、文化4年(1849)から慶應2年(1866)の間、一橋徳川家の侍医として活躍した石川玄常と小石川養生所に勤務しその後幕府御殿医となった塙主齢を中心に案内しました。それぞれ、『一橋徳川家 番頭御用人日記 文久2年7月』による記録から徳宿村石八戸出身の山口辰三郎が、石川家の養子となり石川玄茂あるいは4代目玄常として一橋家に仕えたことを裏付ける史料を紹介しました。また、幕府が明治政府に提出した引き継ぎ書『養生所書留』から天保4年(1833)に鉾田烟田村出身の塙主齢が勤務し取り扱った20名の患者の治療結果の史料をとおして塙主齢の存在を紹介しました。そのほか、約20名の医師たちのすがたを紹介しました。