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戦争体験講演会で様々な平和活動を学ぶ
令和7年2月15日(土)小美玉市生涯学習センター「コスモス」を会場に、太平洋戦争の体験を伝える会と小美玉市教育委員会共催による第8回戦争体験講演会が開催されました。
東野会長、羽鳥教育長の挨拶に続いて、3個人・団体からの講演がありました。まず、東京大空襲を経験された鹿嶋市在住の吉田由美子さんが、戦争孤児となって親族に預けられ幼少期を厳しい環境の中で生活してきた体験談が紹介されました。続いて、次世代に伝えたい朗読と紙芝居のオリーブから3名が登壇して、茨城大学紙芝居サークルが作成した「ある紙芝居屋の物語」を朗読劇風に発表されました。最後に、父親が南方へ派遣され終戦後はベトナムに残り独立戦争に加わった添野江実子さんがクラウドファンディングを活用して制作した短編ドキュメンタリー映画「私の父もそこにいたー証言によるベトナム残留兵の存在ー」を上映した後、戦争体験のない自分ですが、父親の戦争の足跡・人生が理解できるまで、自分の太平洋戦争は終わらないという想いを吐露していました。太平洋戦争後、東南アジアは日本占領下から解放されたものの旧植民地支配をしていたフランスやオランダなどのヨーロッパ諸国が再度支配使用と動き出し、その独立運動と戦争に旧日本兵が関わり成果を上げた歴史のあることが抹消されていることへの疑問も投げかけていました。
戦後80年の歳を迎えてしまった日本ですが、「戦後」ということばはいつまで使い続けるのか、新しい戦争への反省と平和希求の活動の意味を込めた運動へ「ことば」の舵も切らないといけない時代になってはいないかなど、考える時間となりました。