長久保赤水の社会的貢献を語る

文化振興 2025年05月12日

       第6回企画展時「とくしゅくの杜企画講座」を開催

 令和6年度・令和7年度事業とくしゅくの杜第6回企画展の一環で計画された企画展講座が、令和7年5月11日(日)に鉾田市生涯学習館とくしゅくの杜研修室を会場に開催されました。

 講師には、高萩市にある長久保赤水顕彰会の 会長 佐川春久 氏を迎え、「長久保赤水の日本全図」と題して、長久保赤水の生い立ちから、水藩藩6代藩主徳川治保に仕えての能力開眼、そして儒学者・考証学者・地理学者・天文学者等として、庶民にも利用できる実用品とし日本地図製作に打ち込んだ人生等について詳細な説明をいただきました。さらに、国指定文化財への指定への働きかけ、伊能忠敬と合せた大河ドラマ化など積極的な顕彰事業の一端のお話しをいただきました。

 続いて、とくしゅくの杜市民学芸員の髙埜栄治事務局長が、企画展の概要リポートとして「常陸鉾田地方の寺子屋(私塾)と農村教育」をテーマに講話を行いました。古文書を駆使しての寺子屋設置と運営、市内に残る「筆子塚」と「往来物」を題材にした江戸時代当地方の子弟教育について紹介しました。 

 【写真:赤水の日本輿地路程全図を説明する佐川会長】

このページの先頭に戻る