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鉾田市議会原子力施設の安全に関する調査特別委員会で視察研修を実施
平成30年度の鉾田市議会の原子力施設の安全に関する調査特別委員会が平成31年1月24日・25日の両日実施されました。今回の研修では、敦賀市の設置されている国立研究開発法人日本原子力研究開発機構「新型転換炉原型炉ふげん」ならびに「高速増殖原型炉もんじゅ」の2施設の廃止措置に関する取り組み状況について、現地作業現場の視察ならびに意見交換を行ってきました。
両施設は、鉾田市に近接して設置されている「高速実験炉 常陽」の研究成果を基本に本格的事業へ向けた大型研究施設であり、売電も行っているものです。ウランをプルトニウムに変えウランの60倍の利用を可能にした原子炉である常陽をさらに発展させて施設です。
廃炉作業については、「ふげん」が平成15年に25年の運転期間を終え、平成20年から具体的な廃炉措置が実施され、現在も安全で効率的な「ふげん」の配置措置を進めています。平成34年度(新元号4年度)までに原子炉周辺設備の解体が実施され、最終的な建屋の解体終了を平成45年度(新元号15年度)としています。廃炉に伴って生まれる技術についても関係機関事業所による廃炉産業として位置づけられているようです。
様々な事項報道で認識されてきた「もんじゅ」については、放射能漏れとは違う温度計部分の欠損から発生した冷却材のナトリウム漏れや燃料棒の新旧移動に伴う落下接続部分の変形でした。
「ふげん」ならびに「もんじゅ」ともに計画的な廃炉措置をおこなっていることから、運転停止していても放射能対策を厳重に行っている中で作業が進められ、炉心部分の見学も行えるような状況でした。福島第二原発事故後廃炉処理とは違う光景でした。放射線エリア外のタービンその他の大型施設や備品については再利用まで考慮していることも理解できました。