行政運営の基礎は、データ収集と分析そして検証にあり!<行政視察報告>

議会・議員活動 2019年02月10日

   平成30年度厚生文教委員会行政視察<健康づくりと教育ICT>を実施

 

 厚生文教常任委員会の平成30年度行政視察を実施いたしました。健康福祉分野ならびに教育分野の2テーマを掲げ先進地あるいは関係施設の視察ならびに意見交換を行いました。

 2月6日(水)には、兵庫県加古川市の「かこがわウェルピーポイント制度」について、同市協働推進課担当者より詳細な実施導入から現状課題等についての説明を受け、意見交換を実施いたしました。当該事業は、当初健康ポイントを意図して競技されたものの、市長のトップダウンで市民協働の基礎であるボランティア推進特に学習支援ボランティアを目的の主眼に導入されました。さらに、健康活動を対象に加えるとともに、民間事業主の参画を得て金銭ポイント還元を行っている状況のようです。

 意見交換では、髙埜を含め本市議員からも多くの意見が出されました。紹介された実績データが明確に効果を示していないことやボランティア活動内容によるポイント付与の格差やボランティア参画者の多くが見返りなど求めないことから、多くの場合登録されないこと。健康づくりについては、登録者も付与希望者も増加するであろうと思われるが、一部アナログや健康づくりの枠が限られていることなどシステムがあるのに機能していないこと。民間事業者の参画についても再度商工会議所の理解を得てポイント付与選択制度なども可能にすること。

 さらに、欠けていると思われるのがビッグデータの集積と処理考慮していないことでした。髙埜は本市議会をとおしてあるいは本市担当者等との意見交換で民間カード利用による健康づくり推進を提唱しているが、今回の視察ではその類似の取組みの一端を垣間見たが、費用対効果とくに健康づくりについては自分の提唱案の方が機能的であると実感した。

 2月7日(木)は、大阪府箕面市教育委員会事務局 子ども未来創造局 教育センターを訪問した。当市のICT環境整備については特別に先進的に早くから取り組んできたわけでもないのですが、市は国の研究モデル事業などを有効に活用し、実証実験を実施し多くの検証成果に基づき、電子黒板の設置、全教員及び小4~6年生児童を対象にタブレットを導入、あるいはデジタル教科書の活用などを実施していました。

 さらに、クラウドの活用により、安全なコンテンツの利用を共有して可能にしたり、「仮置き場」を配備し学校外からもセキリティを確保の上でアクセス情報の作成登録を可能にしていることは参考になりました。本市においても今後の整備に当たり有効な方法と思われました。

 この他、難波宮遺跡を中心に紹介展示する大阪歴史博物館や神戸海洋博物館などの学芸活動のすがたを視察して参りました。大規模な行政市とは違う本市ではありますが、本市の特徴を十分把握し本市に見合った取り組みが必要であることを再認識した研修となりました。

 

 

 

【写真:箕面市視察で質問する髙埜】

 

このページの先頭に戻る